ジャパンフードエンターテイメント株式会社

繰り返し対応はAIに任せ、スタッフの提供価値を最大化

お客様の満足度はもちろん、事業の成長にもつながる、そんなサービスだと感じています。

ジャパンフードエンターテイメントは、京都市と山梨県富士河口湖町にて、「食」を通じて日本の魅力を世界に伝える多様な体験型サービスを展開。ただ食べるだけでなく、感動と学びを届ける特別な食のエンターテイメント体験を提供されています。

ikura導入前、どんな悩みや課題を抱えていましたか?

外国人旅行者からの問い合わせは、メール・電話・SNSなど多岐にわたり、対応に手間がかかることが課題となっていました。特に繁忙期は予約管理や質問対応が集中し、追加でスタッフを雇うことも検討しましたが、外国人対応に精通していて、かつ旅行者が普段使い慣れているWhatsAppなどのツールに対応できる人材は簡単には見つかりません。仮に採用できたとしても、「必要なタイミングだけ、長期的に」稼働してもらうのは現実的ではなく、対応が属人的になってしまうリスクもありました。

弊社ではOTAを活用しつつも、自社での直販にも力を入れており、特に直販経由の問い合わせやきめ細やかな個別対応が求められる場面で、より効率的かつ顧客満足度を高められるツールを必要としていました。

ikuraを選んでいただいた理由は何でしたか?

弊社には世界各国から多くのお客様が訪れるため、WhatsAppが海外で広く使われているコミュニケーションツールであることは以前から認識していました。そうした背景の中でikuraのサービスについて、「WhatsApp上でAIを活用し、弊社独自の対応ができるだけでなく、直販への誘導や予約アシストまで可能」と説明いただき、まさに弊社の課題にフィットしていると感じました。そのため、初回のZoomミーティング後に即導入を決定いたしました。

また、弊社がすでに導入している直販ツール(JTB BÓKUN)と連携できる点も、決め手のひとつでした。予約確認やキャンセル処理など、一部の業務を自動化できる点にも魅力を感じています。

ikura導入後、どのような変化・効果を感じましたか?

導入直後から、食事制限やサービスに関する細かな問い合わせにも、24時間自動でスムーズに対応できるようになりました。これまでサイトやマニュアルでは明文化されていなかったオペレーション内容についても、社内担当者との確認を通じてAIが少しずつ学習し、より的確に応答できるよう進化しています。

また、予約が埋まっている際の別時間帯や他拠点へのご案内、団体や貸切利用のリクエスト対応、忘れ物の確認、越境ECの案内など、幅広い問い合わせに対応してくれるため、まるで優秀なスタッフがもう一人加わったかのように、売上と顧客満足度の両方を実現してくれている感覚があります。
当初は直販対応のツールとして導入を検討していましたが、結果的にOTA経由で予約されたお客様とのコミュニケーションにも活用しており、業務を支えてくれる存在となっています。

お客様・現場からの反応や声がもしあれば教えてください

特に繁忙期は、体験・クラスが始まると、スタッフがメールやWhatsAppアプリからの当日の問い合わせや予約時間の変更を逐一確認することが難しく、見逃してしまうことが多々ありましたが、そこをフォローしてもらって大変助かっております。

ikuraを使ってみて「ここが便利」「ここが嬉しい」と感じた点はありますか?

「AIインバウンド担当」を導入してから、AIだけでなく、Ikuraの担当者もモニタリングや確認を行いながら学習を進めているため、単なるツールにとどまらず、弊社の事業やお客様の満足度、さらには事業の成長に寄与する仲間として共に進化していくサービスだと感じています。

同じような悩みを持つ他の事業者に、ikuraをどうおすすめしたいですか?

これから訪日外国人が増加する中で、こだわりを持って自社の独自の魅力を世界中の方々にしっかり伝えながら事業を成長させたいと考えている事業者にとって、ikuraの顧客対応や販売業務の自動化は非常に有効なツールだと思います。

弊社は、一貫して従業員がいきいきと働き、「食を通じて人を幸せにする」仕事を提供する職場環境を大切にしています。繰り返しの質問や細かなやり取りはAIに任せ、従業員が価値を提供できる現場での体験に集中できることが重要だと感じています。
このような考えを持つ経営者の方々には、ぜひおすすめしたいと思います。

貴社のサービスを外国人のお客様に提供するうえで 、大切にしていることやミッションがあれば教えてください。

私たちは、1984年に京都で生まれた「めん馬鹿一代」のルーツを大切にしながら、「食」にエンターテイメント性をもたせることをミッションとしてきました。

訪日外国人のお客様に対しても、単なる食事の提供ではなく、心に残る感動体験を届けたい。その想いを胸に、私たちは今日も全力でお客様をお迎えしています。

今回、ikuraのAI技術を導入するにあたっても、単なる効率化を目的とするのではなく、私たちの描く「食のエンターテイメント体験」を、世界中のお客様により深く、より丁寧に伝えていくための新たなツールとして活用していきます。