株式会社運動会屋

導入3ヶ月で直販比率が3.7倍の60%に。収益も改善。

問い合わせ対応の業務改善だけでなく、売上アップにも直結するサービスとしておすすめしたいです。

「株式会社運動会屋」様は企業向けのスポーツイベントや研修の企画・運営に加え、廃校キャンプ場の運営を行っている企業で、インバウンド向けに体験型観光サービス「日本の田舎の学校体験」を提供されています。

ikura導入前、どんな悩みや課題を抱えていましたか?

外国人観光客向けのサービス開始直後は、OTAの集客力に期待し、複数のOTAを利用していましたが、カレンダーや予約の管理が煩雑で対応に時間がかかっていました。また、高い手数料が負担になり、収益も圧迫していました。自社のウェブサイト上に予約ツールは設置していたものの、直接予約の数は伸び悩んでいました。

当社の外国語対応スタッフは一人で、予約や問い合わせに手動で対応し、ミスが発生しやすい状況でした。また、予約を検討しているお客様から問い合わせがあっても、メールでのやり取りは返信率も悪く、時間もかかるため、コミュニケーションがスムーズに進まないことも多々ありました。外国人の対応に慣れてはいなかったので、意思疎通にも苦労していました。

ikuraを選んでいただいた理由は何でしたか?

業務改善を目的に、チャットボットなどのツールの導入をいろいろ検討していたものの、なかなかピッタリのサービスが見つけられませんでした。そんな中、ikuraはインバウンドに特化し、予約案内や英語での問い合わせ対応を自動化できるという提案に、大きな可能性を感じました。
また、他社の高額で多機能なチャットボットと違い、本当に必要な機能に絞ったシンプルさと実用性が魅力でした。

Ikura導入後、どのような変化・効果を感じましたか?

当社のサービスは、予約人数によって締め切り日が変動するなど、複雑なオペレーションが必要でした。そのため、導入当初は自動対応が難しいのではと思っていましたが、導入後わずか1か月でほとんどの対応が自動化され、予約案内は即時対応が可能になりました。

業務の効率化はもちろん、お客様にとってもスムーズで安心できる体験に繋がっていると実感しています。

中でも最も効果を感じたのは、予約件数の増加です。導入以前は公式サイトからの予約比率は16%程度でしたが、導入後3か月で、ikura経由の公式サイトからの予約が約60%になりました。
予約が伸びた理由としては、 ①外国人顧客にとって馴染みのあるWhatsApp上で、質問から予約・支払いまでをスピーディーに一貫して行えるようになったこと、 ②Instagramからの問い合わせにもikuraで対応できるようになり、SNSからそのままスムーズに予約へつなげられるようになったこと、 ③OTAでは対応できなかった「開催日以外の日程での予約相談」など、柔軟な対応が可能になったこと、が大きいと思います。

また、収益性の面でも、ikuraを通じた直販の増加により、OTAの手数料を気にせず価格設定の自由度が高まり、これまで以上に顧客・当社双方にとって魅力的な価格でサービスを提供できるようになりました。結果として、利益率も約30%改善しています。

現場の負担が軽減されるだけでなく、お客様の利便性も向上し、結果的に売上・利益にも貢献してくれる素晴らしいツールだと感じています。

現場スタッフやお客様からの反応・声がもしあれば教えてください

スタッフA:「導入前は、AIが問い合わせ対応することで、人間らしい心配りや言葉遣いができないのでは?と不安もありましたが、導入後、目に見えて予約成立率が上昇しました。今は、丁寧な対応ももちろんですが、「欲しい情報をすぐに提供する」ことが何よりも重要なのだと感じています。ikuraを導入してから、OTAで取りこぼしていたイレギュラーな要望からの売上も増えました。もっと早く導入するべきだったと感じています。

スタッフB:「ikuraの担当者さんが、臨機応変に、また休日も対応してくれるので、とてもありがたいです。ikuraの担当者さんが、サービスを理解してくださっているので、お客さまへの対応も的確。個別の対応に対しても、最後まで責任を持ってフォローしてくださいます。」

スタッフC:「簡単な問い合わせには、AIエージェントが自動で対応してくれるので業務改善につながりました。また、ikuraの担当者の方にイレギュラーな内容や当日の緊急対応もしていただけたこともありがたかったです。」

ikuraを使ってみて「ここが便利」「ここが嬉しい」と感じた点はありますか?

時差に関係なく対応可能な点です。海外にいるお客様からの問い合わせにも、朝夜問わず即時対応できるようになったことで、お客様からの返信率も高く、スムーズなやり取りができるようになり、取りこぼしを減らすことができたと感じています。

さらに、イレギュラーな対応が必要な場合でもikuraのスタッフが丁寧にサポートしてくれることも安心に繋がりました。対応に時間がかかるケースも、ikuraのスタッフがお客様に対して丁寧に説明いただけるので、安心して任せられています。

導入後は、ikuraの回答精度がどんどん上がっていき、現場スタッフが個別に対応する回数も大きく減りました。結果として、業務効率が上がっただけでなく、現場スタッフの精神的な負担も軽減されました。

同じような悩みを持つ他の事業者に、ikuraをどうおすすめしたいですか?

問い合わせ対応の効率化ツールというと、「業務負担を軽減するもの」という印象を持たれがちですが、ikuraは「問い合わせ対応の業務改善だけでなく、売上アップにも直結するサービス」としておすすめしたいです。

問い合わせ対応はつい後回しにされがちで、「人が丁寧に対応したほうが良い」という従来の考えから、なかなか自動化に踏み切れない事業者さんも多いと思います。しかし、実際に導入してみると、ikuraの返答は非常に的確で、お客様の反応も良く、結果的に目に見える形で売上が増えています。導入を迷っている方には、業務効率化の延長ではなく、売上向上を目的にした施策の一つとしてikuraを検討してみてほしいと思います。

貴社のサービスを外国人のお客様に提供するうえで 、大切にしていることやミッションがあれば教えてください。

大切にしていることは3つあります。

1つ目 『文化は、“ありのまま”の中にある』

私たちがこのサービスを開発するにあたり大切にしたのは、自分たちの“昭和の学校生活”の記憶でした。宿題を忘れたり、遅刻をしたり、授業中に居眠りして廊下に立たされたこと――そんな出来事も、今では懐かしく、笑い話として語り合える大切な思い出です。だからこそ、ヤンキー文化を含めた当時の“リアル”な学校の風景を、そのまま体験してもらいたいと考えました。

また、少子高齢化により廃校が増えているという社会課題を知ってもらうと同時に、これまで外国人観光客がほとんど訪れることのなかった地域に、新たな賑わいを生み出すことにも取り組んでいます。

2つ目 『“体験”を超える、没入型の学校生活へ』

訪れた人に“自分が本当に日本の学生になった”と感じてもらえるよう、細部にこだわっています。実際の廃校を舞台に、本物の机や黒板、学生服や体操着、さらに担任の先生はプロの役者が英語で演じます。空間もストーリーも、リアルな“学校生活”そのものです。様々な国からの参加者が一緒に入学し、机を並べて給食を食べ、運動会や掃除当番では協力や役割分担を経験します。こうして学校生活を共に過ごす中で、参加者同士の絆が自然と深まり、卒業式のシーンでは涙を流す方もいます。体験が終わった後も「本物のクラスメイト」としてつながりが続くこともあり、この場所が単なる観光ではなく、心に残る“人生の1ページ”となるような体験を目指しています。

3つ目 『誰もが“日本の学校の主人公“に』

参加者の多くは、日本のアニメやマンガに影響を受けて学校体験に来ています。しかし、好きな作品は違うし、思い描く“日本の学校”も人それぞれ。

だからこそ、特定のアニメやIP(知的財産)とコラボするのではなく、誰もが自分のイメージする“日本の学校”を自由に重ねられるように、“素の学校”を用意しています。それぞれの想像力や思い出の中で、自分だけの物語を描いてほしい。そんな“余白”のある体験を大切にしています。