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2026-05-29

生成AIを旅行計画に活用する人が増えている。あなたの施設は、AIに見つけられていますか?

訪日外国人数は2025年に4,268万人と過去最高を更新し(日本政府観光局 JNTO)、インバウンド消費額も拡大を続けています。しかし、「市場全体は成長しているにもかかわらず、自施設への問い合わせが期待を下回っている」という声が、中小規模の観光施設を中心に多く聞かれます。

この乖離の一因として、旅行者が施設を発見する経路そのものが変化していることが挙げられます。

旅行者の情報収集行動の変化

2025年8月にJTB総合研究所が発表した調査(「生成AIの利用と旅行についての調査」)によると、スマートフォンを用いた旅行情報収集における生成AIの利用率は前年比で約3倍(9.7%→28.8%)に急増しています。同研究所の別調査(2025年8月、n=432名)では、生成AIを週に複数回利用する旅行経験者の77.8%が旅行計画に生成AIを活用したと回答しています。

旅行者がAIに投げかける問いの例として、以下のようなものが挙げられます。

「妻と10歳の息子の3人で、秋に1週間日本に行きます。息子はアニメと新幹線が好きで、妻は人混みが苦手で温泉でゆっくりしたい。移動に無理のない行程を作ってください」

こうした自然言語による問いに対し、AIは宿泊施設・飲食店・体験スポットを組み合わせた旅程を即座に提案します。旅行者はこの提案を高い割合で参照して予約行動に移ります。かつて旅行ガイドブックへの掲載が集客に直結したように、AIの提案リストへの掲載が集客に影響する構造が生まれています。

自施設のAI上での可視性を確認する方法

自施設のAI上での可視性を確認するには、ChatGPT、Perplexity、GoogleのAI検索機能などで、自施設のサービス内容や立地に関連する質問を実際に入力し、施設名が候補として表示されるかを確認する方法があります。

多くの中小施設でこの確認を行うと、施設名が表示されないケース、あるいは古い情報が表示されるケースが相当数確認されています。この現象は施設の規模や知名度とは必ずしも相関せず、ウェブ上での情報整備状況が大きく影響しています。

検索順位とAI引用が連動しない理由

重要な点として覚えておかなくてはならないのは、検索順位とAIへの引用は独立したロジックで決定されるということです。LANYが2025年に実施した15万キーワードの分析(【完全版】AI Overviews対策の教科書)によると、検索1〜2位のページであっても52%はAIに引用されていないことが確認されています。検索上位にあることは、AIで引用の十分条件にはなりません。

AI引用の有無を分ける3つの要因

施設がAIに引用されるかどうかは、以下の3点に大きく左右されます。

第一に、機械可読なテキスト情報の整備状況です。AIはウェブ上のテキストデータを解析して情報を収集します。PDF形式の画像メニューや手書き資料はAIには読み取れないため、施設概要・営業時間・料金・対応言語・予約方法が構造化されたテキストとしてウェブ上に公開されていることが前提となります。

第二に、多言語での情報発信の有無です。旅行者は母国語でAIへの問いを立てます。英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語といった言語での情報がウェブ上に存在しない場合、該当言語圏の旅行者からの発見可能性は著しく低下します。Googleビジネスプロフィールへの多言語情報の追加や、公式サイトへの英語ページの設置が直接的に影響します。

第三に、第三者評価の蓄積です。AIはTripAdvisor・Googleマップ・口コミサイト等での評価を参照して施設の信頼性を判断しています。レビュー数・評点・返信の有無がAIの推薦判断に影響するとされており、LANY調査においても、検索上位でも引用されないケースの主因として第三者評価の不足が挙げられています。

AI経由で到達した旅行者への対応

AIがある施設がおススメし、旅行者の関心が十分に高まると、次に旅行者は施設へ連絡をいれます。多くの旅行者が、メールや電話ではなく普段メッセージングアプリとして使っているWhatsAppから連絡をします。

WizMessageが公開したレポート(「WhatsApp Business Statistics 2026」)によると、WhatsAppのメッセージ開封率は95〜98%であるのに対し、メールの開封率は約20%にとどまり、WhatsAppへの平均返信時間は平均45〜90秒であるのに対し、メールへの返信は平均6時間以上とされており、即時性の面でも大きな差があるとされています。InsideSales.comとMITの調査(InsideSales.com / MIT, “Lead Response Management Study”(2007年発表)では、問い合わせから5分以内に対応した場合、30分後に対応する場合と比べて、見込み客に接触できる可能性が100倍、有効な商談候補として見極められる可能性が21倍高いとされています。問い合わせ後の初動スピードが「つながる」確率や商談化の可能性に大きく影響することを示しています。

冒頭で述べた「市場の成長が自施設の問い合わせ増加に結びついていない」という状況は、AIによる発見可能性の低さと、発見後の問い合わせへの応答体制の不備が複合的に作用している場合があります。

対応の優先順位について

情報整備として取り組むべき順序は、Googleビジネスプロフィールの多言語整備、公式サイトへの英語テキストの追加、TripAdvisor等の口コミプラットフォームへの多言語返信の習慣化の順が効果的とされています。

問い合わせへの即時対応については、私たちikuraのAIインバウンド担当が対応します。WhatsAppと連携して50ヵ国語の問い合わせに24時間自動で対応し、深夜に届いた外国語での予約相談にも即座に返信、予約完結まで一貫して処理します。

詳細は無料デモにてご確認いただけます。

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